『HUNDRED LINE』のコメディ編、平和でしたねぇ…。ややくどい部分もありつつ、こんなほのぼのとした日常がずっと続けばいいのに、なんて思っていた時期が私にもありました。
ええ、次に「ゾンビ編(仮)」に足を踏み入れるまでは。
今回は、あまりのギャップに眩暈すら覚えた、コメディ編とゾンビ編(仮)についての感想を書きなぐっていきたいと思います。
※この記事を書いてる時点ではまだ今プレイしているルートの100日目まで進んでないので、一旦ゾンビ編(仮)と記載しています。ゾンビ出てきたので(安直)。
あの狂った日常はどこへ?天国だった「コメディ編」
シリアスな展開の合間に、突如として届く「雫原のパンツ取ってこい」というギャグみたいな脅迫状。普通に考えたら「は?」で終わる話です。
でも、一度デスゲーム編を乗り越えてしまった我々は、心のどこかで思ってしまう。「え…これ、マジでやらないと誰か死ぬやつ…?」って(笑)。
この、プレイヤーの疑心暗鬼を巧みに利用してくる感じ、たまりませんよね。
あまりに突然すぎる地獄「ゾンビ編(仮)」
そんな奇妙で平和な日常から一転、ゾンビ編(仮)は本当に容赦がありません。
人がゴリゴリ死んでいく。しかも、ゾンビのビジュアルが結構エグい…。何度も絶望を乗り越えて過去に戻ってきた主人公・拓海のことを思うと、「なんのために…」と涙が出そうになります。
そして、ゲームシステムまで変わるのがまた面白い! 校内でゾンビと繰り広げる追いかけっこは、めちゃくちゃシンプルなのに手に汗握る緊張感。アドベンチャーゲームを遊んでいたはずが、急に別ゲーが始まったかのようなスリルが味わえます。
たぶんゴリゴリのゲーマーの方からすると、しょぼ過ぎてあの追いかけっこは蛇足に感じるのかもしれません。ただ、あれ以上シビアなゲーム性だと私はクリアできません!(えっへん)
この寒暖差、風邪ひきませんか?
この天国と地獄の落差、本当にエグくないですか? まさに感情のジェットコースター。小高さん、打越さん、人の心無いんですか!?(※最高の褒め言葉です)
ふと思ったんですが、これって分岐ルートの選び方で、プレイヤーの体験順がかなり変わりそうですよね。私がコメディ編で笑っていた頃、別のプレイヤーは先にこの地獄を味わっていたかもしれない…。そう考えると、このゲームの奥深さを感じます。
でも、だから面白い
と、ここまで色々書きましたが、結論としては「どっちの編も最高に面白い!」の一言に尽きます。
あー、早くゾンビ編(仮)の100日目のエンディングを見届けたい。 でも、この壮絶なルートですら、まだ本当の物語の核心ではないんだろうな…という予感がひしひしと伝わってくるんですよね。
まんまと手のひらの上で転がされています。だからこそ、このゲームはやめられません。
ⒸAniplex, TooKyo Games
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